映画「ジグソウ:ソウ・レガシー」ネタバレ。SAWシリーズ最新作、ジグソウ復活(原題:jigsaw(2017))
ジグソウ: ソウ・レガシー
2017年公開
監督 マイケル・スピリエッグ、ピーター・スピリエッグ
キャスト トビン・ベル
マット・パスモア
カラム・キース・レニー
クレ・ベネット
ハンナ・エミリー・アンダーソン
ローラ・ヴァンダーヴォート
マンデラ・ヴァン・ピーブルズ
ポール・ブラウンスタイン
ブリタニー・アレン
ジョシュア・ブラック
エドワード・ラッテル
マイケル・ボイスヴァート
レガシーとは遺産とか、過去の遺産、時代遅れなんていう意味もあるそうです。
本日公開で休日だったので初日に行ってきました。
1800円で見たのは久しぶり。
劇場は空いてましたねー。平日昼間だからかな。
女性客も結構いました。お一人でパンフまで先に買っていて気合入ってましたね。
ここからネタバレ
感想
さて、肝心な内容ですが
グロは控えめでした。ソウシリーズを観てる人は物足りなさを感じるんじゃないかな。
ストーリーも観客を騙す仕組みになってるんですけど、
ジョン・クレーマーの後継者がラストを迎える前に分かってしまうんですね。
写真はローガンという検死官ですが、彼がこのレーザーで死ぬ間際
レーザーで顔が切れずに首元から血だけ吹き出して倒れるんです。
シリーズをずっと観ている人は、そのリアル感の無い死に方に「おかしいな?」と
気付くはずです。
そして血を吹き出した検死官のローガンが死んで倒れている。
その倒れたローガンの目の前には、刑事であるハロランが同じ器具を着けています。
(刑事のハロランは自分の情報屋であるが為にある男を見逃し、その男は結局ローガンの妻を殺してしまった)
ここまで材料が揃うとソウの1作目が頭をかすめてしまう。
そう、そのあと刑事ハロランは懺悔して
その後、死んだはずのローガンがムクリを起き上がる。
これを1作目のリスペクトと取るか、焼き直しと取るかは観た人によるのかも知れません。
自分は後者でした。
ジグソウの後継者と書きましたが、確かにジョン・クレーマーは劇中に出てきます。
そしてジョン・クレーマー復活でにわかに観客は盛り上がるのですが
でも最後はやっぱり10年前に死んでいたというシナリオのトリックなんですね。
観客は10年前の、まだジョン・クレーマーが生きていた頃のゲームの映像を
後半までずっと見せられるんです。
これが観客を騙す仕組みなわけですが、
「なんだそうだったのか、残念」という失望だけが漂いました。
今回も「さあ、ゲームをしよう。」でいつものゲームが始まりますが
緊迫感が薄かった。
肥料が降って来たり、足がワイヤーで切断されたり
銃が後ろに暴発するぐらいじゃファンは驚きません。
だって過去には家畜の腐臭物が降ってきたり
肋骨が無理矢理開かれたり
散弾銃の弾が全発炸裂して顔が無くなる映像を見てるわけですから。
もしかしたら我々がソウシリーズにもう麻痺しているのかも知れませんね。
プレイヤーに助かる道を残すやり方は好感を持てました。
ジグソウの後継者であるローガンが次作以降どうなるのか。
ジグソウ信者の検死官エレノアも気になります。
ゲームで生き残ったはライアンは10年経った今後出てくるのか?
そんなに気にならないけど次作も出たら観ると思います。