映画「エンド・オブ・キングダム」バニング再び。今回は副首相(モーガン・フリーマン)もドン引き?(原題:London Has Fallen)
エンド・オブ・キングダム
2016年公開
監督 ババク・ナジャフィ
キャスト ジェラルド・バトラー(マイク・バニング)
アーロン・エッカート(ベンジャミン・アッシャー大統領)
モーガン・フリーマン(アラン・トランブル副大統領)
アンジェラ・バセット(リン・ジェイコブス長官)
シャーロット・ライリー(ジャクリーン・マーシャルMI:6捜査官)
アロン・モニ・アブトゥブール(アミール・バルカウィ)
ブライアン・ラーキン(デイヴィスSAS隊長)
前作「エンド・オブ・ホワイトハウス」の続編。1作目が面白かったので昨年劇場で鑑賞して、最近Amazonプライム会員なら無料で視聴出来るようになってたので改めて鑑賞しました。
そしてやっぱり面白かった(笑)
このシリーズの肝って設定はハチャメチャ、CGも酷い。でもバニング(ジェラルド・バトラー)がもりもりテロリストを薙ぎ倒していくのを観る映画です。
前作はホワイトハウス上空を北朝鮮の輸送機が飛んで空から殺しまくったり、ホワイトハウス周辺にこれまた北朝鮮の兵士がワラワラ湧いてホワイトハウスを占拠するというとんでも内容だったけど、今回はそれの斜め上を行くストーリー!
武器商人の家族をドローンを使って殺してしまった米国。その仕返しに2年越しの計画を練るその武器商人
そして時は満ち、英国の首相が急死。国葬の為に世界各国から首脳が英国に訪れそこをテロリストが狙うというもの。
ここまでは普通。
でも普通なら首脳クラスの人って人質になるじゃないですか?
しかも死んでも最後の方とかじゃないですか?
人質に取ればテロリスト側は有利に立てるし"映画的"な緊張感も盛り上がる。
それがこの映画はそうじゃない。ほとんど死ぬ!すぐ死ぬ!
で、残ったのはアメリカ大統領のみ。それをSS役のバニングがエッチラオッチラ護衛していくわけですよ。
前半バニングが拳銃を撃てばほとんどヘッドショットでヘッド率100%(チーター)
偽デルタ相手に無双したり(偽だしね)
地下鉄駅構内でナイフでザクザクやってテロリストの家族に無線で絶命する声を聞かせたり(鬼か)
ほんとに悪魔!人でなし!
敵側もスティンガーミサイル出してきて、ヘリがフレア炊いて何度も回避したり
「ラジャー」の一言で盾になったり。
後半出てくるSASはカッコイイ。あのワンカットの銃撃戦は必見。R・デニーロの「ヒート」を思い出しました。
どうです?少し興味が湧いてきたでしょうか?
大統領を護衛するバニング。手にはテロリストを窒息死させて奪った銃が
スティンガーミサイルをフレアで回避する1号機と2号機。その後フレアは尽きてしまう
英SAS隊長に「お前はクレイジーだ」と言われるバニング。ホントその通り。
各国首脳の死因
オマケとして各国首脳の死因を簡単に書いておきます。
- カナダ首相 爆弾探知機を持ったテロリストに逆に爆弾を仕掛けられて死亡
- ドイツ首相 多くの護衛に守られているにも関わらずあっさり射殺されて死亡
- フランス首相 とっととボートから降りて車に乗ってれば助かったのに爆弾を満載したコンテナ船の大爆発に巻き込まれて死亡
- イタリア首相 愛人とイチャイチャしている内に建物ごと爆破され死亡
- 日本の首相 橋で渋滞に巻き込まれマゴマゴしている内に橋を爆破され死亡
あっドイツ首相が!
あっイタリア首相が!
あっフランス首相も!
どうです?もっと観てみたくなったでしょう?
続編?
次回作への伏線も張られているのでそのうち続編が出るでしょう。
やられたらやり返す。正しいのは俺たちだ!というアメリカバンザイ映画。
web限定の予告編に副首相もドン引きには笑いました。そのぐらいバニングは容赦ないです。
彼に躊躇や苦悩は有りません。今度生まれる娘の部屋に5台の監視カメラを取り付ける変態行為にも納得。
一時間半というコンパクトさも良いです。何も考えなくても楽しめる映画。きっとこのシリーズが好きになりますよ?
いつか気が向いたら鑑賞してみて下さい。
ブルーレイ&DVD『エンド・オブ・キングダム』9月21日リリース