映画ブログ~鑑賞記録~

鑑賞した映画の紹介や感想です

そこそこの解説と全ネタバレ、キングスマン続編。キングスマン:ゴールデン・サークル(原題:Kingsman: The Golden Circle)

キングスマン:ゴールデン・サークル

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2017年 公開

監督 マシュー・ヴォーン

キャスト タロン・エガートン

     コリン・ファース

     ジュリアン・ムーア

     マーク・ストロング

     ハル・ベリー

     チャニング・テイタム

     ジェフ・ブリッジス

     ペドロ・パスカル

     エドワード・ホルクロフト

     ハンナ・アルストロム

     エミリー・ワトソン

     エルトン・ジョン

 


映画「キングスマン:ゴールデン・サークル」予告A

新春一発目行ってきました。

相変わらず劇場はガラガラ(自分含め、観客4人!)で、鑑賞に集中できる環境で最高でした。

紹介はなが~くなるので、ネタバレなしの感想を先に言っちゃいます。

上演時間2時間半ぐらいでしたが、あっという間でした。

前作(2年前)の内容は殆ど覚えてないにも関わらず面白かったという点が良かった。

前作はサミュエル・L・ジャクソンの俗過ぎる演技(役柄)が好きじゃなく

イマイチだったなーという感想だったのですが

 今作は悪役や味方の役作りも好きな部類で、最後まで飽きさせない脚本でした。

でも、前作の「キングスマン」を観てから行った方が絶対に面白いと思うので

これから観に行く方は、そっちをお勧めします。

自分も記事を書き終えたら復習する予定です。

 

 

ここからネタバレ

 

 

ストーリー

英国高級テーラーの老舗「キングスマン

しかし裏の顔はどこの国にも属さない独立諜報機関であった。

そして今回そのキングスマンに全滅の危機が訪れる。

前作でキングスマンの候補生で死んだはずだったチャーリーに主人公のエグジーが襲撃される。

スパイとして一人前になったエグジーは見事撃退したものの

チャーリーの残した右腕(サイボーグ)がキングスマンのデータをハッキング。

英国内にあるキングスマンの全施設に向けて、何者かによるミサイル攻撃をされ

全施設は勿論、ロキシーやエグジーの友人や愛犬JB(ジャック・バウアーの略)等も

命を落としてしまう。

残ったのはエグジーと教官だったマーリンのみ。

二人は緊急時の手がかりを元に、アメリカケンタッキー州のステイツマンに向かう。

果たして諜報機関キングスマンの行く末は?

そしてミサイル攻撃した目的とその組織とは?

ステイツマンとは

アメリカケンタッキー州にある「キングスマン」の同盟機関

キングスマンはテーラーメイドで資金を稼ぐが

こちらは醸造バーボンウィスキーでキングスマン以上の資金力を持つ。

地下施設は勿論、最新ジェット機や戦闘機まで所有する武闘派諜報機関

 

キャスト

エグジータロン・エガートン

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前作から1年、彼は立派なキングスマンのスパイと成長していた。

今回は前回で関係があったスウェーデンのティルデ王女と恋仲に。

果たしてキングスマンの再建は果たせるのか?

そしてティルデとの恋を成就させる事はできるのか?

 

ハリーコリン・ファース

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前作でヴァレンタインに頭を撃ち抜かれて死んだ。はずだった

しかしその時にステイツマンの諜報員に助けられ

アルファ・ジェルというジェル物質で脳を一時的に保護され

その後手術を受け一命を取りとめる。

しかし後遺症が残り記憶喪失となっており、自分がキングスマンだった事すら覚えていない。

彼の記憶は戻るのか?

そして奇怪な行動を取る彼は裏切り者?

それは最後で明らかになる。

 

マーリンマーク・ストロング

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謎の組織「ゴールデン・サークル」による攻撃を受け

諜報員ではなかった彼は生き残る。

エグジーと再びタッグを組み今回はケンタッキー州「ステイツマン」の施設から彼を裏から支える。

劇中、後半でエグジーの身代わりとなって死んだかに見えるが

きっと彼も次作で復活するに違いない。

英国紳士だが実はカントリーソングが好きだったらしい。

 

テキーラチャニング・テイタム

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「ステイツマン」の諜報員。スパイと呼ぶには田舎臭いイメージが付きまとう。

しかしエグジーとマーリン二人がかりでも敵わない戦闘力は計り知れない。

今作は登場シーン以外は寝たきりだったが

ステイツマンのスピンオフも企画されており、きっといつか活躍が観られるだろう。

 

シャンパジェフ・ブリッジス

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アメリカにある独立諜報機関「ステイツマン」のボス

シャンパンというよりビアーとかバーボンが似合うオジサン。

今回は酒ばっかり飲んでいたが、ステイツマンのスピンオフできっと彼も活躍することだろう(本当か)

 

ウィスキーペドロ・パスカル

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あの合言葉「マナーは紳士を作る」を豪語する女好きの諜報員。

実力はステイツマンNO.1らしく、キングスマンの施設を攻撃した謎の組織「ゴールデン・サークル」壊滅作戦に参加する。

しかし、過去に麻薬中毒患者に恋人を殺されており

そのトラウマが後半のシナリオに大きく関わってくる。

エグジーに縄跳飛びと揶揄されるが、縄使いの名手。

その縄で味方のピンチを何度も救う。

 

ジンジャーハル・ベリー

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ステイツマンの戦略担当。キングスマンでいうマーリンの立ち位置

彼女自身は後方支援より前線に立ちたいと望んでいる。

今回の風貌は役作りとは言え田舎臭くてちょっとウケてしまった。

 

ポピージュリアン・ムーア

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世界最大の麻薬組織「ゴールデン・サークル」のボス

味方には絶対の忠誠を誓わせ、それを破れば残酷な死が待っている。

アメリカ政府を脅し、麻薬を合法にして

その巨大組織も合法化し、余に名を残そうと企らむ。

その目的の為に麻薬にある毒薬を仕込み、麻薬常習者を人質に取る。

突拍子もない思考だが、本人はそれ以上に突拍子もないので、脚本として何となく納得してしまう。

実はアメリカ大統領の判断はその上を行っていたのだが、人道的に問題があり

キングスマンとステイツマンは共同でその計画阻止に向かう。

巨大組織にしては防備が薄かったのはカンボジア奥地で平和だったのだろう。

 

チャーリーエドワード・ホルクロフト)

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前作で死んだはずだったがチップをエグジーに焼き切られたせいで生き残った候補生。

今回はその復習に燃え、「ゴールデン・サークル」のボス、ポピーの

忠実な番犬になる。

義手と呼ぶには禍々しい右腕でエグジー達を苦しめる。

 

エルトン・ジョンエルトン・ジョン

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名前ぐらいは誰もが聞いたことがある有名なシンガー。

今回はエルトン・ジョンエルトン・ジョン役でゴールデン・サークルに捕まり

無理矢理演奏させられるという役どころ。

しかし、本気で笑わせに来ていて劇場で何度も爆笑してしまった。

キツいゲイネタをさせられたり、訳がわからない格好や、汚い言葉や

毒を盛られたり、アクションシーンまでさせられて

今回一番楽しんでいたのは彼に違いない。

 

キングスマン」壊滅

 

主人公エグジーは前回で同じ候補生だったチャーリーにいきなり襲撃される。

彼は巨大麻薬組織「ゴールデン・サークル」の幹部になっており

そのボスであるポピー(ジュリアン・ムーア)の命令で動いていた。

エグジーはタクシーの車内で格闘を繰り広げ、何とかその窮地を脱する。

 

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車外に投げ出されドアにしがみ付くエグジー。間一髪の所で対向車を交わす

 

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パトカーに囲まれるや否や、タクシーが本気モードに変形。このタクシー、

実はミサイルも積んでいるスパイカーだった。

 

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フロントガラスが割れ、息を止めて潜るエグジー。真剣な眼差し

 

何とかキングスマン本拠地まで辿り着いたエグジー

しかしチャーリーが車内に残した右腕は機械化されており

遠隔操作が可能で、キングスマンのデータベースにアクセスし

施設情報や諜報員の情報の全てを盗んでしまう。

そう、ポピーの目的はキングスマンの情報を得ることと、その壊滅だった。

 

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施設にミサイルを撃ち込まれ、 ロキシーや友人や愛犬JBは帰らぬ人に。

でもロキシーは何となく生きてそうなのは気のせいか。

 

審判の日作戦

組織を失ったエグジーとマーリン。二人は雨の中破壊された建物の前で立ちすくむ。

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生き残ったお互いが疑う中、「審判の日作戦」を発動させるマーリン。

 

向かった先にあった金庫を空けるとい「ステイツマン」と書かれた1本のウィスキーが。

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それを飲み交わし泣きまくるマーリン。さっきまで「作戦が終わるまで泣くな」と言っていた張本人だ。

そしてSの文字がキングスマンの文字と同じこと。生産がケンタッキー州だと気付く二人。

二人は迷わずアメリカに移動を開始する。

 

ステイツマン

ケンタッキー州に到着した二人。そこにあるステイツマンという見た目は普通の蒸留酒造所。

しかしその入り口には生体認証があり、ただの酒蔵ではないと感じる二人。

生体認証を早速ハッキングして中に侵入するも、テキーラと名乗る人物に見つかってしまう。

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完璧に南部の田舎者。しかしやはり諜報員。出で立ちがオーラを放っている。

 

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ショットガンを構えるテキーラ。なんか強そう

 

ジンジャーとテキーラ

戦うしか無いと判断するエグジーとマーリン。

しかしテキーラの強さは尋常ではなく、ふたりはあっさりと捕まってしまう。

 

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簡単に二人を片付けるテキーラ。スピンオフが楽しみな風貌である。

 

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目的を吐けと脅される二人。しかしスパイが口を割るはずがなくテキーラに殺されそうになる。

二人はそこに現れた、ジンジャーと名乗る女性諜報員に

キングスマンという同盟組織の諜報員だと説明されやっと開放される。

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なんでこの髪型。南部で流行ってるの?

 

しかし、開放された二人が見た者は驚くべき人物だった。

 

ハリーらしき人物

二人の目の前には、死んだハリーらしき人物が立っており

にわかに歓喜に包まれる。

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ハリーは撃たれた直後、テキーラとジンジャーに助けられていたのだ。

しかしその後遺症で記憶を失っており、自分が元諜報員だった事も覚えていなかった。

 

愕然とするエグジーとマーリン。

二人はステイツマンの本拠地に招待され、そこでシャンパン(ジェフ・ブリッジス)という人物と会う。

彼は「ステイツマン」のリーダーで、ステイツマンとキングスマン

同盟組織で創始者は従兄弟同士だという事を告げられる。

 

そして謎の病気が発症したテキーラに代わり、組織NO.1の諜報員ウィスキーと共に

謎の組織ゴールデン・サークルの行方を追う。

 

 

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酒場で縄跳び、投げ縄を披露するウィスキー。画像では伝わらないがチンピラをコテンパンにする。

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 この縄跳びの躍動感。伝わるだろうか

謎の毒

麻薬常習者に係わらず、初めて使用した者にまで広がるある病気。

麻薬に手を出していたテキーラも同じ毒に侵されていた。

その毒は顔周辺に青い血管として現れ、ステージ1から2、3を経て

ステージ4で確実に死に至らしめる。

  • ステージ1 顔や首に青い血管が浮き上がる
  • ステージ2 毒が回り、躁状態になる
  • ステージ3 毒が完全に回り、全身麻痺状態になる
  • ステージ4 鼻や口から血を吹き出して死亡する

なんか箇条書きすると怖いですね。

ポピーは目的達成の為に麻薬にこの毒を忍び込ませたのです。

 

解毒剤の存在

エグジー等、合同チームはチャーリーの恋人を追う事で

ゴールデン・サークルの本拠地を割り出そうとする。

(この段階だったかは忘れたが、エグジーの彼女のティルデ王女も同じ病に侵されていた)

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そしてチャーリーの恋人の電話を盗聴し、彼女も同じ毒にかかっていること

そしてその解毒剤がイタリアのゴールデン・サークルの研究施設にあることを突き止める。

早速チームはイタリアの研究所に向かった。

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 わざわざ山のてっぺんに作った意味が最初は分からなかったが、その後のアクションシーンでその理由が明らかになる

 

解毒剤を手に入れろ

ハリーも加わり、エグジーとウィスキー三人での解毒剤入手作戦。

潜入と解毒剤入手はアッサリと成功し、このまま簡単に帰れるかと思われた。

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あんなところにあるぜ?簡単に見つける二人。この任務はチョロそうだ。 

 

 

しかしまだ肉体的にも勘が戻らないハリーは仲間の足を引っ張ってしまう。

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ハリーのゴンドラの操作が遅れ、チャーリーにハッキングされその帰り途中で宙に浮く二人。この後、ゴンドラは回転を続け二人は遠心力で身動きが取れなくなってしまう。

 

そんなピンチをウィスキーとエグジーの機転で脱出し、なんとか老人達を轢き殺す窮地を脱し

ハリー達三人は集合地点で落ち合う約束をする。

 

雪山の決闘

集合地点の小屋で落ち合った三人は、チャーリーとその手下に追われてしまう。

しかしここでウィスキーは致命的なミスを犯す。

エグジーが持っていた解毒剤を、彼を助ける為とはいえ彼の腕を振り払い

解毒剤を床に落とさせ割ってしまうのだ。

怒るエグジー。

しかし助けようとしたのは事実だ。

そうこうしている内に敵はどんどん近づいてくる。

 

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しかしここからウィスキーの一人無双が始まる。

彼は援護も程々の中、一人小屋から飛び出して行き

銃と縄で次々と敵を薙ぎ倒していく。

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拳銃捌きも圧巻。さすが組織のNO.1

 

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縄跳びから進化したレーザーロープ。ウィスキーもご満悦だ。

 

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得意の縄で敵兵士を真っ二つ。ここは予告編でも使われていたシーン。

 

錯乱するハリー

ウィスキーのその戦う姿は紛れもなく仲間であり味方だった。

しかし戦いを終えたウィスキーが小屋に戻ると、まだ錯乱気味のハリーは

「彼は裏切り者だ」と言い放つとなんと彼を銃で撃ち殺してしまう。

それを見たエグジーは激怒。(当たり前)

観客もまさかと思うシーンだろう。

さっきまで必至に戦っていた味方を銃で撃ち殺してしまったのだから。

 

エグジーはハリーが助かった時と同じ緊急救命具アルファ・ジェルで

ウィスキーの脳を応急処置するものの

更に現れた敵に完全に取り囲まれてしまう。

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進退窮まったかに見えた瞬間。

錯乱していたと思われていたハリーは、マーリンから貰ったスパイ道具(アフターシェーブ・ローション)を使い

なんと囲んだ敵を一気に一網打尽にしてしまったのだ。

これにはエグジーも困惑していた。

果たしてハリーは本当に錯乱しているのか?

それとも錯乱していてたまたま助かったのか?

ステイツマンの内部にも裏切り者がいるというのか?

 

揺れるアメリカ

その頃、ゴールデン・サークルのボスであるポピーは

アメリカ合衆国大統領に向け、脅しの演説を行っていた。

彼女の要求は、麻薬を合法化し規制を掛け

法律で使用を認める事。

そしてそれを扱う企業も合法化しろとの内容だった。

そうすれば、毒に侵された病人達にドローンで解毒剤を配布し

全員を助けるというものだった。

 

悪の上を行く大統領

それを聞いた大統領は歓喜していた。

彼は麻薬常習犯である病人を見捨てることで

麻薬常習犯を撲滅し、そして取引をしない事で麻薬組織も一網打尽にするという考えだった。

しかしキングスマンやステイツマンの考え方は違っていた。

麻薬患者の中にはたまたま手を出してしまったテキーラやティルデ王女のような人間も居て

その人等をも救う構えだった。

そしてゴールデン・サークルの本拠地をカンボジア奥地と割り出す合同チーム。

ついに、麻薬組織のボス、「ポピー」との直接対決が始まる。

 

地雷原

負傷したウィスキーはステイツマンの施設で治療を受ける。

残ったエグジー、ハリー、マーリンでカンボジア奥地のジャングルに向かった。

地雷探知機でジャングルを進み、なんとか敵本拠地の入り口まで辿り着く。

しかし警備の壁は厚く中々容易に突破できそうに無い。

三人はそれぞれ別れ侵入を試みようとするが、そこでエグジーはなんと地雷を踏んでしまう。

エグジーが動けば全員死ぬ状態。

しかしマーリンにある考えが浮かぶ。

ステイツマンより借りた冷凍スプレー。これを使い信管を凍らせ、溶ける前に地雷から離れようというのだ。

それに頷くエグジー。

そしてマーリンが地雷にスプレーを吹きかける。

みるみるうちに凍っていく地雷。

しかしそのスプレーは一瞬しか凍らせる事は出来ず、足を離して移動すれば

離れる前に地雷は爆発してしまうのだ。

その事を最初から知っていたマーリンは、最初からエグジーの身代わりになるつもりだったのだ。

彼の足と自分の足を一瞬で入れ替え、地雷を踏みつけるマーリン。

騙されたエグジーの顔は困惑を隠しきれなかった。

マーリンを何とかしようとするエグジー。

しかしハリーはエグジーに任務を優先させるべきだと説く。

さっきウィスキーを撃ち殺したハリー故にエグジーに対して説得力がない。

だが、身代わりになって地雷を踏むマーリンもハリーの考えに頷き、三人は作戦を継続させるのだった。

 

教官の意地

動けないマーリンは最後の作戦を実行する。

地雷を踏んだまま、持っていたナイフで身を隠していた草を切り倒し

敵の前に姿を現す。

そして大きな声でいきなりカントリー・ロードを歌い出し

敵兵の注意を引く。

敵兵はポピーにマーリンの捕獲の指示を受け徐々に近づいていく。

それを見ているエグジーとハリー。

二人はマーリンが敵兵諸共、自殺するのを感じ悲しい表情を隠せなかった。

大声で堂々と歌を唄うマーリン。人生最後の歌。

そしてカントリー・ロードの歌が終わった瞬間、ジャングルに地雷の炸裂音が響き渡った。

 

直接対決

敵本拠地に侵入した二人は敵兵と交戦していた。

キングスマンお馴染みの傘や、スーツケース型のライフルで応戦し

前進し続ける。

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エルトン・ジョン

その頃捕まっていたエルトン・ジョンに朗報が入る。

味方が現れ一気にテンションがあがり、監視役の敵兵をピアノで潰し一人倒すことに成功する。

しかし屈強な男がまだ残っている。

これは「ああ、エルトン・ジョン終わったな」と思った瞬間!

どう見ても強そうには見えないエルトン・ジョンに対して

「ヤバイ、やられる」

の台詞を吐く屈強な敵兵。

「??」一瞬コイツ何言ってんだと思うに違いない。いや実際思った。

だって、ただのデブなおっさんに対して、硬直しながら「ヤバイ、やられる」って

そんなことあるわけねーよ?と思った刹那!

エルトン・ジョンはなんと高く飛び上がり

敵の首に蹴りを撃ち込むのだ!

まさかの飛び蹴りをし一人で包囲網を突破するエルトン・ジョン

この敵兵の「ヤバイ、やられる」はこの映画の台詞NO.1

 

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そうこう笑ってる内に物語はクライマックスに突き進む。

エグジーは宿敵チャーリーとの対決も紳士的にノーハンデで倒す余裕っぷり。

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それに対してハリーはポピーの愛犬(ロボット犬)「ベニー」と「ジェット」に苦しんでいた。

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何とか一匹を倒すも、もう一匹に苦戦しあわやの所まで追い詰められる。

 

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ハリーがヤラれてしまうのかと思われた瞬間、なんと現れたのはさっきのエルトン・ジョン

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彼はロボット犬からは友達と認識されており、ロボット犬はエルトン・ジョンの後ろにいるハリーを攻撃できないでいた(笑)

エルトン・ジョンの後ろからロボット犬に攻撃するハリー。

そして二人は力を合わせ、最後の犬も何とか倒すのだった。

(段々解説しててバカバカしくなってくるのは何故だろう)

 

そんなこんなで、解説もどうでも良くなってきた所でポピーも毒入りの麻薬を首に打たれて絶命し、

過去のトラウマに囚われ、解毒剤配布阻止に現れたウィスキーも無事ミンチにし

セキュリティコードを入力したエグジー達は

ドローンが配布する解毒剤で世界が救われるのを見届け、皆で仲良くケンタッキー州に帰るのでした(適当)

 

 つまりウィスキーを「裏切り者」と言っていたハリーは最初から正しかったんですね。

錯乱などしていなかった。いや、蝶が見えたり少し錯乱してたけど判断は間違ってなかった。

しかしいきなり頭を撃ち抜くのは紳士としてどうかと思うけど(笑)

 

 

感想

というわけで、色んな要素が詰まった作品で面白かったです。

なんかエルトン・ジョンの下りが、余りにもくだらなすぎて、どうでも良くなってきて

そんな映画なんだーと思って貰えればいいと思いました。

ステイツマンのスピンオフ企画は是非観たいですけどね。実現したらいいな。

それと序盤で寝たきりだったテキーラも最後は復活してました。

スーツ似合わなすぎて笑えるけど。

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どう見ても弱そう。でも強いんですけどね。

三作目までには着こなして、一流のキングスマンとして登場することでしょう。

 

最後に。ハンバーガーやハンバーグを食べる予定の人は観る前に食べましょう。

観た後だとちょっとキツいかも知れません。

自分は鑑賞後にマックでエグチセット食べましたがやめとくべきだったと思いました。

結構グロいのもこのシリーズの特徴なので、気をつけましょうね。

というわけで、前作を観た人なら絶対お勧めの今作。

観たことないよという人にもお勧め。

暇だったら是非映画館でどうぞ。

アクション映画としてまたシリーズ物が確立したようです。

 

キングスマン(字幕版)