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ホラー映画「イット・フォローズ」行きずりセックスの恐怖。R15指定(原題:It Follows)

イット・フォローズ

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「それは憑いてくる」

何が?と言いたくなるタイトル。本当にアレはなんなのか。

感染した人だけに見える「霊的な何か」

それは必ず追いかけてくる。ゆっくりと、そしてどこまでも。そして死ぬまで。

ちょっと今日はホラーでアダルトな内容。記事自体もR15ですよ!

 

 ネタバレ

 

 

 

 

若気の至りで行きずりの人とのセックス。経験あるでしょうか?ある人と無い人、真っ二つに別れるでしょう。経験した人にとってはあの翌日のなんとも言えない感覚。

後悔、罪悪感、表立って言えない背徳感、そして避妊具を付けなかった場合の恐怖感。

逃れられないですよね?時間が経って薄れていくのを待つしかない。時間が解決してくれる。いや、実際には何も解決してくれないわけですけど。

でもそれを人に感染させる事で逃れられるとしたら?

それをなんとも言えない、説明が付かない設定で具現化した作品です。怖いですね。

 

「イット・フォローズ」2015年公開

監督 デヴィット・ロバート・ミッチェル

キャスト マイカ・モンロー(ジェイ:ヒロイン)

     キーア・ギルクリスト(ポール:ジェイの幼馴染で片思いをしている)

     ダニエル・ゾヴァット(グレッグ:近所のお兄さん)

     ジェイク・ウィアリー(ヒュー:ジェイの彼氏)

     オリヴィア・ルッカルディ(ヤラ:ケリーの友人)

     リリー・セーペ(ケリー:ジェイの妹)

 

「Follow me」という言葉あります。「俺に着いてこい!」

SNSだったら「私をフォローして?」でしょうか。

この映画は絶対にフォローされたくない、"霊的な何か"から追われる事になるんです。そもそもそれが一体何なのか。感染した人だけに見えるもの。時には亡くなった親だったり見たこともない他人だったり、亡くなった友人だったり。

なぜ追われなければならないのか。訳が分かりません。昔遊んだ「泥棒と警察」みたいな感じかな。

感染させた方は追われなくなる。でも姿は見えるまま。

この 「霊的な何か」は足はめっちゃ遅いんですよ。歩くことしか出来ない。だから車で逃げたり遠くへ離れれば時間が稼げるんです。だけどゆっくりと確実に追いかけてくる。  追われる方は気が気じゃあない。

霊的なのに壁はすり抜けたりは出来ないんです。だからシェルターみたいな所に居れば一応は安全なんですね。

 

 

惨殺死体

ある夜、「何か」に追われている少女は海岸で泣きながら両親に電話する。下着姿のその少女は両親に謝罪し、その言葉を留守電に残す。

そして翌日、その少女は惨殺死体で海岸で発見される。一体何が起きたのか?誰が?にしても酷い殺され方、、

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ヒューとジェイ

大学に入ったばかりのジェイ。今回のヒロインです。彼女にはイケメンの彼氏がいます。

彼の名はヒュー。しかしヒューとは実は偽名で本名は「ジェフ」なぜ偽名で彼女に近づくのか

ジェフにはある恐ろしい計画があります。

彼自身、以前にクラブで会った行きずりの女性に感染させられたある病気。"死者が追いかけて来る"その病いを、彼女と性交渉を持つ事によって伝染す計画。

伝染せば自分は助かる。その為に優しい言葉を掛け近づき親密になり彼女を利用します。

そんな事は何も知らないジェイ。ああ可哀想

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そしてついに関係を持つことに成功するジェフ。まだ彼女は何も知らない。

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そして行為後に誘拐されてしまうジェイ。嗚呼

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そして計画が成功したジェフは彼女を拘束し、誘拐して廃墟に連れていき、その事を告白します。

「お前にもアレがみえるか?」ジェフは言います。彼女にゆっくり近づいてくる何かの影。

じっと見つめるヒロインのジェイ。一体何者なのか。混乱したジェイは怯えます。

そしてジェフはソレを見せた後、車に乗せジェイを自宅前に捨て「必ず逃げろ!」と言って去ります。これぞまさにヤリ捨て。

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明くる日のジェイ。自分の体に異変が起きてないか確かめます。気持ちは分かる

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そしてついに授業中に見えてしまった人影。ジェイを目掛けて追いかけてくる?

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来てる!絶対来てる!

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あっ、気付いた!

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えっ!?誰!?

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遠く離れた海岸なら大丈夫と思ってもほらすぐそこに

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当然パニックになり逃げ惑う。

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こいつ誰やねん!一体誰やねん!

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ひいっ!これは妹だった。

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死んだ父親。追いかけてくるだけじゃなく殺そうとするから怖い

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父親をプールに誘って感電死させる計画。しかし頭が良いから誘いに乗ってこない。しばし沈黙。

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最終的にヒロインのジェイはグレッグという近所の年上の男性に同意の上で性行為をするんですが、そのグレッグはソレに襲われて死んでしまいます。グレッグが死んだので標的はまたヒロインのジェイに戻るんです。怖いですねー。

しかも銃で撃っても死なないんですよ。頭撃ち抜かれてるのに起き上がってくる。元々死んでるからなのか。

映画全編に渡って流れる音楽も機械的で恐怖感を煽ります。「リング」って映画あったじゃないですか?あれを彷彿とさせる。

伝染させれば自分は助かるわけですが、あなたならどうしますか?自分だけでなんとかする?

それとも内緒で感染させる?一体誰に?見知らぬ人?それとも知り合い?

でも見知らぬ人と関係を結んでもその人が死んでしまった場合に分からないから恐怖感からは開放されないんですよね。

 

これは人によってかもしれませんが、この人の為なら死んでもいいと思える人って居ますよね。

家族だったり、子供だったり、恋人だったり、想い人だったり。

そういう人からなら全てを受け入れてその「It(イット)」と対峙する事を決意出来る。

死んだグレッグは同意の上で感染し、死にました。油断していたんですね。最初から舐めていた。

しかしそれでも身代わりになろうとするポールという幼馴染みが出てくるんです。彼は全てを受け入れて命を張るんですね。

  • 彼女に良い所を見せたかった?いや、それでは命は張れないはず。
  • 憧れのジェイとセックスがしたかった?それにはリスクが高すぎる。
  • 打算的な思考で共通の秘密を持ちたかった?可能性はあります。
  • 彼女為なら死をも厭わなかった?一番しっくりくる。

何にせよ、その行動は彼女の心を動かす事に成功します。至誠天に通ずでしょうか。

そいう意味では報われるべき人が報われる最後と言えます。その後どうなったかは誰にも分かりません。ポールが追われ続けるのは確実です。

 

それと観てる途中で思い浮かんだんですけど、これは完全犯罪に使えるんですね。ああなんて悪い人間。

あるいは見限られたポールがジェイに復讐をするとか。

次作があるとすればその辺を絡ませるんでしょうか。

さあ、2015年最高のホラー映画と言われた作品。最近暖かくなってきたしどうでしょう?

来るー。きっと来るー。

  


映画『イット・フォローズ』予告編

 

 

 

 

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