映画「ワイルド・スピード ICE BREAK(アイスブレイク)」ジェットストリームフラッシュで前が見えない(原題:The Fate of the Furious / Fast & Furious 8)
ワイルド・スピードICE BREAK
2017年公開
監督 F・ゲイリー・グレイ
キャスト ヴィン・ディーゼル
タイリース・ギブソン
C・リュダリクス・ブリッジス
ナタリー・エマニュエル
エルサ・パタキー
さて、この前ユナイテッド・シネマがメンズデーだった日に行ってきました!今回は初の4Dで鑑賞!(もちろん一人で)座席は予約制でカップルが多かったかな。
今回の映像は2Dなので3Dメガネはなし
じゃあ4Dって何?って人向けに説明すると
- 座席が上下左右にグリグリ動く(高度からのカメラアングルや大きい画面移動時。酔いに弱い人は注意)
- 首筋辺りからエアーが出る(銃撃戦など。結構ヒヤッとする)
- 尻、腰辺りが振動する(車のエンジンの振動や地鳴り等の振動時。マッサージ機の機能。腰痛持ちに優しい)
- 背中を叩かれる(格闘時など。結構驚く。ビックリする)
- 館内フラッシュ(ガイア、オルテガ、マッシュ*1ならぬあのハゲ三人組の頭頂部の発光なのか?通称ジェットストリームフラッシュ。それほど眩しくはない。いや眩しいよ?)
- 顔◯シャワー(役者等が水を被った時に出る。ヒャッ冷たい!→目をつぶる→手で顔を拭く→映画進む→泣く。これだけは手元のスイッチでOFFに出来ます)
他にもシャボン玊もあるらしいです。さすがにワイルド・スピードでシャボン玉は出ませんね(しょうがない)
4Dで吹き替えだったので字幕を読む必要はないんですが、内容があまり頭に入って来なかったので映画を選ぶ印象でしたね。
そして肝心な内容ですが結構面白かったです。最初にドミニクがレースをするんですが相変わらず無茶な展開で最初から笑ってしまいました。亡きポール・ウォーカーへのオマージュでもあるんですね。
最終決戦はEURO MISSIONの戦車戦の方がワクワクしたかな。凄い破壊力だったし。
でも何と言ってもポール・ウォーカー不在はやっぱり寂しかった。彼の家族も出てこないんですよね。
作品中のセリフでもポールの事は言わないでとレティが濁してました。悲しい。今回は3部作の1作目らしいのでまだまだ面白くなって行くんでしょう。そんな期待はあります。
それではネタバレ
キャスト
ドミニク・トレット(ヴィン・ディーゼル)
通称ガイア(嘘)ドムだけにね?
ポール亡き後で完全にファミリーのリーダー。しかし今回はそのファミリーを裏切ざるを得ない展開に。敵に回すと厄介な男。味方に居るとこれ程頼もしい存在は居ないと今作で改めて証明する。
ルーク・ホブス(ドウェイン・ジョンソン)
不動のオルテガ枠。相変わらずムキムキ。捜査官は辞めて今は愛する一児の父親。娘のサッカーチームの監督。その少女達に「オールブラックス」のハカを教え込む脳筋。対戦相手は少女達の理解不能の行動に困惑し敗北する。
デッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)
マッシュ枠でチームに合流。ガラが悪い元特殊部隊。しかし前作で収監され今は塀の中。画像は同じ刑務所に入ってきたホブスと檻を挟んで罵り合ってる所。今回はファミリーと共に行動しポールの穴埋め的存在となる。格闘の身のこなしは流石。血の気が多い男も赤ちゃんには凄く優しかった。
レティ・オルティス(ミシェル・ロドリゲス)
ドミニクの恋人。今回は裏切ったドミニクを最後まで信じていたのは彼女だけだった。愛は強しか。
ローマン・ピアース(タイリース・ギブソン)
1作目からの頭は弱いが憎めないキャラ。今回も指名手配11位とか散々にファミリーに馬鹿にされるも最後は美味しい場面を持っていく。車のドアで氷上を滑走する男。
テズ・パーカー(C・リュダリクス・ブリッジス)
ファミリーの技術者。今回は氷上で戦車を操縦しガトリングガンで敵を薙ぎ払う。氷の湖に沈みそうなローマンをワイヤーで助ける。ローマンはそのワイヤーで引っ張られるドアにしがみつき氷上を滑走。そして敵から銃弾の雨を浴びるところはお約束過ぎて笑う
ラムジー(ナタリー・エマニュエル)
チーム随一のハッカー。神の目(ゴッド・アイ)の生みの親。今作から完全にファミリーの一員に。アフロヘアがキュート。ローマンとテズに言い寄られるも今はその気はないらしい。
正体不明。本名不明。秘密諜報組織の責任者。一応国の為に働いているらしい。今回もファミリーを巻き込んで事件解決を図る。
リトル・ノーバディ(スコット・イーストウッド)
ミスター・ノーバディの部下。今回のイケメン枠。雰囲気がポールに似てる?
3部作で成長して行く予感がする若い捜査官。
今作の敵役でボス。ドミニクへの復讐を画策し幼い赤ちゃんを人質に取りチームに引き入れる。ラムジーを超える腕の持ち主で、ハッキングした車1000台を同時に操る。欲しいものは支配力と豪語。今回はしぶとく生き抜き次回以降も邪魔な存在になりそう。
マグダレーン・ショウ(ヘレン・ミレン)
通称RED。ではない。ショウ兄弟の母親。今回は息子達を使ってドミニクに力を貸す。にしてもREDっぽい雰囲気。
ストーリー
キューバでバカンスを満喫中のドミニクとレティ。従兄弟のフェルナンドが金貸しから車(オンボロ)を借金のカタに取られそうになる所から物語は始まる。
ドミニクはその金貸し屋のラルドにレースを持ち掛けオンボロカーVSキューバ最速のラルドとの勝負が始まるのだが、、、
1600mのレース
右がドミニク、左がキューバ最速のラルド。誰の目にもスペックに差は歴然。写真では分かりにくいがドミニクの車はドアを始めボンネットやバンパーが軽量化の為に外してある。正に空冷式。
スタート直後。早速ドミニクの操縦する車が出遅れる。しかし、ニトロを積んだ彼の車はラルドと一進一退のレースを繰り広げる
業を煮やしたラルドは作戦通りに待つ仲間に連絡を取り、ドミニクを妨害する。悪い人
待ち伏せた仲間のバイクがドミニクの車に衝突。ここでかなり遅れてしまう
ピンチになったドミニクの最終手段。亡きポールが使っていた「緊急時に使う手」を発動!ドミニクは一気に加速する。水温計がヤバイ!
燃え盛るエンジン部から何かが漏れている??危なそう
ついにエンジンから火が。風に煽られ火の手はどんどん大きくなる。このままでは危険!どうするドミニク!
レースは最終コーナーを曲がりラストの直線に。ドミニクの車体は爆発寸前
なんか足元も赤いぞ。もはや限界か
しかしさすがドミニク。反転してバック走行を始める。火の手が収まったところで更にニトロをチャージして猛加速!
最後はドミニクのエンジンが暴発を起こし、なんとその反動でラルドを抜き勝利!あり得ない(笑)
レース後にラルドは素直に負けを認め、ドミニクも彼を赦し二人に友情が芽生える。単純だけどレーサーらしいシーンです。
悪女サイファー
そんなマッタリ休暇中のドミニクにある女性が現れる。名前はサイファー。可愛い顔して極悪人。この時すでにドミニクの元恋人と彼との間に出来た赤ちゃんを人質に取っている。
サイファーはドミニクに電磁パルス(EMP)とロシア国防大臣が持つ核ミサイルの発射コードを手に入れろと脅し、ドミニクはそれに渋々従う。これがファミリーを裏切る行為になりファミリー分裂の危機に。さあどうするドミニク
犬猿の仲
その頃ホブスは警官を辞め休暇中。その休暇中にアメリカの外交保安員が現れ、奪われたEMPを奪い返してくれと頼まれる。ホブスはそれを承諾し奪い返すも、ドミニクに裏切られ収監されてしまう。EMPはドミニクとサイファーの元に。
収監されたホブスの目の前に現れたのは、前作で仲間を殺され最後は収監された犬猿の仲のデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)
ショウは刑務所の混乱に乗じ脱獄を図る。それを止めようとするホブス。そして二人の前に現れたのは、、、
ミスター・ノーバディ
ホブスとショウを刑務所から出した人物。その名はミスター・ノーバディ。彼はドミニクのファミリーも全員集め、サイファーを止めるよう指示する。ファミリー達はドミニクの事もありそれを承諾。サイファーの居場所を突き止めニューヨークに向かう
核ミサイルの発射コード
ファミリーの寝首を掻きEMPをアッサリ奪ったドミニク。次の目標はロシアの核ミサイル発射コード。悪女サイファーはニューヨークに滞在中のロシア国防大臣を1000台のハッキングカーを使って追い詰め、ドミニクにそれを奪わせる。
ドミニクを止めようとするファミリー達。しかし彼の車はモンスターマシン。5台係りでも逃げられてしまう。
国防大臣の車に近づくドミニク。ショットガンを盾で受けているところ。その後国防大臣から発射コードを奪い、サイファーの元へ引き上げていく。
氷上最終決戦(アイスブレイク)
発射コードを奪ったサイファー。最終目標はロシアの潜水艦をハッキングしその核ミサイルを手中に収める事。
サイファーの指令を全て果たしたドミニクは元恋人と赤ん坊を返して貰えるかと思いきや、目の前で恋人を射殺されてしまう。
ドミニクの怒りに火を付けたサイファー。(絶対消されるフラグ)
赤ん坊を人質に取られたまま黙ってはいないドミニク。発射コードを奪う前に密かにショウ兄弟の母親のマクダレーン(ヘレン・ミレン)とコンタクトを取り、事態の打開を計っていたのだ。
赤ん坊はサイファーの専用旅客機に閉じ込められている。そこに母親から(一方的な)命令を受けたショウ兄弟が現れ赤ん坊奪還作戦が展開される。(と言ってもデッカード無双)
写真は旅客機に潜入するデッカード。
デッカードは遂に赤ん坊を救い出し、旅客機内にいるサイファーを追い詰める。しかし寸出のところでサイファーはパラシュートで脱出。取り逃がしてしまう。何故かデッカードは赤ん坊にデレデレ。
赤ん坊を救い出したデッカードから連絡が入り、遂にドミニク達の反撃が始まる。
何故か狙われるローマン
目立つから止めとけと言われたランボルギーニ。ローマンは車に惚れ込み、このスーパーカーで最終決戦に乗り込む。
案の定、目立ちすぎて一人集中砲火を浴びるローマン。パワーがありすぎて氷上では直進も儘ならない。なにやってんの(笑)
完全に後悔中のローマン。怯える顔が笑える
沈みそうになるローマン。仲間のテズがドアにケーブルを打ち込み間一髪で助けられる。
それでも氷の湖に沈んでいくローマン。もう遊んでいるとしか思えない
関門に向け疾走する仲間を他所に、外れたランボルギーニのドアにしがみつくローマン。
そのドアで氷上を滑走するローマン。しかしまたもや目立ちすぎてこのまま二度目の集中砲火に曝される。
他のファミリーは関門に向かい潜水艦を海上に出すまいと奔走する中、ローマンが遊んでいる内に遂に業を煮やしたサイファー。彼女はハッキングした潜水艦を氷上に出現させファミリーの作戦を阻止しようとする。
関門が目前のファミリーに向け、遂に潜水艦から熱源ミサイルが発射される。あっ!危ない!
それに気付くドミニク。赤ん坊が助け出された今、彼を縛るものは何もない!
熱源ミサイルはドミニクの車を追い始める。しかしドミニクにも作戦があった。潜水艦に向け車ごとダイブするドミニク
彼の車は潜水艦を越え、ミサイルはそのまま潜水艦に命中!「ノー!!!」とサイファーも絶叫。自分で撃っちゃったからね。しょうがないね
核ミサイルを保有し支配力を手にするサイファーの野望は潰え、いつも通りエンディングはみんなでお外でバーベキュー。
そこに助け出した赤ん坊を連れたデッカードとミスター・ノーバディとその部下のリトル・ノーバディが現れる。
彼等も加え新たなファミリー(ハゲ4人)が生まれるのでしょう。和やかな雰囲気の中、物語は終了。
ワイルド・スピードも残り2作
サイファーとの対決も含めどんな展開が待ち受けているのか。
今回の「ワイルド・スピード ICE BREAK」
今日紹介したシーン意外にも見どころはまだまだあります。
新しい仲間も加わり頭を空っぽにして楽しむにはうってつけの作品。デートにも持って来いだと思います。
4Dならアトラクション感覚で楽しさ数倍?
けど顔面は冷たいから気をつけて!
*1:機動戦士ガンダムに出てくる黒い三連星と呼ばれる三人組。ジェットストリームアタックが必殺技