Sting「The Empty Chair」(からっぽの椅子):(映画)Jim: The James Foley Story』
今日は映画ではなく曲の紹介。
“The Empty Chair” By J. Ralph & Sting - Original Song From Jim: The James Foley Story Soundtrack
今朝方やっていた今年度のアカデミー賞の歌曲賞にノミネートされた「ジム:ザ・ジェームズ・フォーリー・ストーリー」(原題) Jim: The James Foley Story
というドキュメンタリー映画の曲です。
James Foleyというシリア内戦を取材していたジャーナリストが2012年にあのISISに捕まり
その後殺害されてしまったドキュメンタリー映画で
Stingがその彼や家族の為に作った曲だそうです。
Stingのの語りかけるような一聞優しい曲ですが
歌詞の和訳を読むと
彼は冷たいコンクリートの部屋に閉じ込められ
生きて帰る希望すら見えない日々の中で
望郷の
いや、這ってでも帰りたい我が家への想いを募らせ
そしてその願いはついに叶わず
見せしめの為に殺されてしまった現実を知った時に
空っぽの椅子というタイトルを知らない人でも
胸が詰まるに違いありません。
Sting - The Empty Chair - Live from the Bataclan - YouTube
※The empty chair
If I should close my eyes, that my soul can see
目を閉じれば見えてくる。心が覚えているよ
And there's a place at the table that you saved for me
あの懐かしいテーブルに俺の席が残ってる
So many thousand miles over land and sea
海や陸を越え数千マイル離れてたとしても
I hope to dare, that you hear my prayer
And somehow I'll be there
俺は願ってる。この祈りが家族へ届き、必ずそこへ戻る事を
It's but a concrete floor where my head will lay
首を落とされコンクリートの部屋で死にたくない
And though the walls of this prison are as cold as clay
今閉じ込められてる牢獄みたいなこの壁は冷たいけど
But there's a shaft of light where I count my days
一縷の望みを掛けて帰る日を数えるよ
So don't despair of the empty chair
だから諦めないで欲しい。その椅子は空っぽだけど
And somehow I'll be there
いつか必ずそこへ戻るから
Some days I'm strong, some days I'm weak
And days I'm so broken I can barely speak
気持ちを強く持っても打ちのめされる日もあるよ
There’s a place in my head where my thoughts still roam
だけどそんな時だって頭の中にあるあの場所を思い浮かべると
Where somehow I've come home
一瞬わが家に帰った気分になれる
And when the Winter comes and the trees lie bare
冬が来て木々もすっかり葉を落とし
And you just stare out the window in the darkness there
窓の外の闇を君は悲しそうに見つめる
Well I was always late for every meal you'll swear
だけど諦めないでくれ。俺は食事の時はいつも遅れてただろ?
But keep my place and the empty chair
だからその空っぽの椅子はそのままにしておいてくれ
And somehow I'll be there
いつか必ず戻るから
And somehow I'll be there
必ずいつか戻るから
惜しくも歌曲賞は逃しましたが、実はそんな事はどうでも良くて
疲れた時、ヤサグレた時や寂しい時や辛い時
誰か思い浮かべる人は居ますか?
例え帰れずとも、伝わらなくとも
そういう人が居れば支えになる。
そしてそれが人の生きる力となるのでしょう。
そういう人は居ますか?
今夜はしんみりとそういう思いを幾重にも巡らせた夜でした。
「The Grey 凍える太陽」人間vs狼の群れ(原題:The Grey)
「The Grey 凍える太陽」
オスカー続きで「レヴェナント」の紹介をしようと思ったのですが
大自然でのサバイバル&獣と戦う作品で好きな映画を思い出して、今回はその紹介をしたいと思いました。
【The Grey 凍える太陽】(2012)
監督 ジョー・カーナハン
キャスト リーアム・ニーソン
ダラス・ロバーツ
主人公のオットウェイは「96時間」のリーアム・ーニーソン。
最近は無敵なイメージが付いて回る彼ですが、「沈黙(サイレンス)」では棄教してしまう神父役を演じてましたね。
吹き替えは大塚明夫が担当。カッコよすぎで彼が好きなら吹き替えもお勧めです
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